“やらないことリスト”を作ったら気持ちがラクになった話

社会人1年目

社会人生活を送る中で、やるべきことがどんどん増えていく感覚に追われた時期がありました。

「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」とタスクに押しつぶされそうになり、常に焦りとプレッシャーを感じていたのです。

そんなときに出会ったのが「やらないことリスト」という考え方でした。

今回は、私が“やらないこと”を明確に決めることで得られた変化についてお話しします。

やることばかり増えていた頃の悩み

やるべきことをリストアップする習慣はありました。

しかし、リストはどんどん膨らみ、終わらないタスクを前に自己嫌悪に陥ることもしばしば。

やることリストを見るだけで憂鬱になり、結局何も手につかず、先延ばしが積み重なる悪循環にハマっていました。

「本当に全部やらなきゃいけないのか?」と疑問を感じながらも、やるべきことを減らす勇気が持てなかったのです。

やらないことリストを作るきっかけ

ある日、ふと目にした記事で「やるべきことを決めるより、やらないことを決めた方が効果的」という言葉に出会いました。

確かに、タスクを増やすことばかり考えていて、「やめる」選択肢を持っていなかった自分に気づかされました。

それから、「これ以上はやらない」と自分で線を引くことに挑戦してみようと思ったのです。

実際に作った“やらないことリスト”

私が最初に作ったやらないことリストは、こんな感じでした。

  • 朝起きてすぐSNSをチェックしない
  • 付き合いだけの飲み会に無理して参加しない
  • 夜遅くまで仕事のことを考え続けない
  • 無意味にネットサーフィンをしない

一つひとつは小さなルールですが、これを意識するだけで毎日の気持ちの負担が驚くほど軽くなりました。

「やらない」と決めることで、その分エネルギーを本当にやりたいことに向けられるようになったのです。

やらないことリストの効果

1. 迷う時間が減った

「やる・やらない」をその場で悩むのではなく、事前に決めておくことで、判断に迷う時間がぐっと減りました。

たとえば、夜遅くにダラダラSNSを見るかどうか迷う必要がなくなり、自然とスマホを置いてリラックスタイムに入れるようになりました。

2. 罪悪感が減った

以前は「また無駄な時間を過ごしてしまった」と後悔することが多かったですが、やらないことを明確にすることで、後悔する回数が減りました。

「やらない」と決めたことはやらない

それだけで、自分に対して寛容になれるようになったのです。

3. 本当に大切なことに集中できるようになった

やらないことを排除すると、自然と「やるべきこと」が浮き彫りになります。

限られた時間とエネルギーを、本当に大切なことに使えるようになり、日常の充実感が格段に上がりました。

やらないことリストを作るコツ

やらないことリストを作るときに意識したのは、「無理にたくさん決めない」ことです。

最初は2〜3個だけでも十分効果があります。

むしろ、項目が多すぎるとプレッシャーになり、続かなくなるので、シンプルで具体的なものに絞るのがポイントです。

また、定期的に見直して、「今の自分に合っているか」を確認することも大切だと感じました。

生活スタイルや優先順位が変われば、やらないことも変わって当然です。

完璧を目指さない柔軟さを持つ

やらないことリストを作ったからといって、完璧に守れない日もあります。

たとえば、疲れてついSNSを開いてしまう日もあります。

でも、それを責めずに「また明日から意識すればいい」と柔軟に捉えることが、長く続けるためには欠かせないと感じています。

やらないことリストは、縛るためのものではなく、自分をラクにするためのもの。

そう考えると、自然体で取り組めるようになりました。

まとめ

“やらないことリスト”を作ったことで、

  • 迷う時間が減り、行動がシンプルになった
  • 罪悪感が減り、自分を肯定できるようになった
  • 本当に大切なことに集中できるようになった

という大きな変化を実感しました。

忙しい毎日の中で、自分を守るためのルールを持つこと。

それは、より自由でラクな生活を送るための大切な工夫だと思います。

これからも、無理せず自分に合った“やらないこと”を選びながら、心地よい日常を積み重ねていきたいと思います。

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